ミステリー怪人物ファイル

予言者や魔術師、超能力者たちなど、歴史の裏側で暗躍した人物たちを読んでいくブログです。すなわち、世界のミステリーを実在した人物から解きほぐしていきます。

17世紀のヨーロッパにおいて、「魔女狩り」や「魔女裁判」というものが数多く行われていた事は有名な話であるが、当時の「魔女」といわれる概念として、「本来は普通に人間だが、キリスト教に背き、悪魔と契約して、自分の魂を悪魔に渡すと引き換えに、悪魔の能力を与えられる。」というものであったようだ。ここで、「悪魔」の存在を否定しては話が続かなくなるので、そこは敢えて考えない様にして、当時、イギリスで「魔女狩り」を商売にしていた一人の男がいた。その名はマシュー・ホプキンスという。


マシュー・ホプキンス(1619年~1647年)は、当たり前だが人間として、牧師をする父の元で生まれた。マシューは弁護士をしていたが、あまり仕事がなく、収入も少なかった。ある時、魔女の処置を見た事がきっかけで、魔女狩りを商売としてやるようになった。しかもマシューは「政府公認の魔女狩り」であると公言していたが、真偽の程は不明である。そして彼のターゲットになったのは、家族や友人、近所付き合いのないような孤独で、貧困にあえぐ無実の女性達であった。

マシューホプキンス


マシューによる「魔女狩り」は、まず活動費用として住民から税金を徴収し、二人の部下を連れて地域を巡回し、「魔女」を見つけるのだが、その数、二年間で200人以上にまで上り、そのうち斬首は百人以上であった。マシューは一人暮らしの女性が犬や猫を飼っているだけでも、「犬や猫は悪魔の使いである」と言いがかりをつけ、女性らを連行。女性らには食事も眠る事もさせず、部屋の中を、足の裏が磨り減る迄ひたすら歩かせて、意識が朦朧としてきた頃を見て、魔女であると自白を強要する、というのが彼の手口であった。

また、当時のイギリスは拷問を法で禁じていたのだが、マシューには法律の知識があったので、常に法に抵触しないギリギリの所で拷問を行うという巧妙なものであった。その上、マシューの魔女狩りが公に認められていたのには、地域の有力者も関与し、利益も得ていたという説もある。なぜなら、処刑された魔女の財産は、地域の収益にしていたという。

しかし、彼の悪行を批判する者が現れた。牧師のジョン・ゴールが彼の行いを批判し始めると、住民達も同じく批判する様になった。

魔女狩りが出来なくなってしまったマシューはその後、「魔女の発見」という本を出版。これにより、自身の行いは正しかったのだと、世間に示す為であろうが、本が出版されてからの彼の消息は分からなくなってしまった。

病死か、はたまた「魔女狩り」の恨みで何者かに殺害されたという説もあるが、あるいは、寿命を全うするまで、どこか遠い街で何食わぬ顔で生きていたかもしれないが、真相は誰も知らない。





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  • 聖徳太子、日本人にとって、小学生の頃から馴染みにある偉人ではないだろうか。聖徳太子といえば、お札、遣隋使の派遣、仏教、「冠位十二階」、「十七条憲法」、また、「10人の話を一斉に聞くことができる」のような伝説を持っているという辺りが有名だが、はたまた最近、我々の知っている聖徳太子の顔は実は本人のものではなく、その存在すらも怪しい、と言われていたりして、そんな聖徳太子、一体どんな人物であったのだろうか。

    聖徳太子(574年~622年)は、父に用明天皇、母は欽明天皇の皇女・穴穂部間人皇女との間に、第二皇子として生まれた。本名である「厩戸王子(うまやどのおうじ)」とは、宮中の馬小屋の前で生まれたので、このように名づけられた。



    聖徳太子


    聖徳太子の様々な伝説の始まりは生まれた時からだったという。生まれてすぐに言葉を発したという話や、彼が5歳の時には、敏建天皇が太子の叔母にあたる豊御食炊屋姫(とよみけかしきやひめ)を皇后にした際の祝いの席での事、太子はまず始めに皇后に近づき丁寧に拝礼をしたのだった。その理由を太子は、「皇后は後に天皇になるお方だからだ」というものだった。実際、豊御食炊屋姫は、かの有名な推古天皇となったのだから、驚きである。

    そして今の時代ではインテリアなどで気軽に取り入られている風水は、元々、2千年以上前の中国で生まれた家相学で、それを太子が日本で初めて取り入れた人物だと言われている。自身の墓を建てる際にも風水で決めている。しかし、その墓は、自身の子孫が続かないように、わざわざ「凶」となる位置に建てさせ、実際、太子の一族は絶滅、子孫は続かなかったのだ。

    また、太子は遠い未来をも予言できたという話がある。まず、京都に都が出来る事を予言しており(794年平安京)、「幾度となく戦乱に巻き込まれても、千年は都として繁栄する」とまで予言していた。また、ペリーの黒船来航や、都が江戸に移される事も予言していたというから、驚きである。

    ところで、馴染み深い聖徳太子の姿が否定されている訳は、太子が身につけている衣装は、太子が生きている時代には無かったもので、口ひげも後世になって描き加えられたものである、という説によるもので、我々が長年知って覚えていた聖徳太子って一体ナニ?ってかんじでショックなような。。







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  • 17世紀ヨーロッパといえば、煌びやかな宮廷文化と、1682年、ルイ14世における絶対王政の象徴といわれるベルサイユ宮殿が建造され、まさに王政が絶頂期を迎えたといえる頃、その華やかな舞台の裏では、毒殺事件が横行していた。

    ラ・ヴォワザン(1640年~1680年)もその中の一人であった。



    ヴォワザン


    ラ・ヴォワザンは宝石商を営む夫を持ち、豪邸に客人を招き宴を開くなどして優雅な生活を送っていたが、裏では普段の姿から考えられない恐ろしい一面を持っていた。

    彼女は毒薬の研究や製造、黒ミサのような悪魔崇拝にはまっていた。そして夫の死後、表向きは助産師や占い師をして生計を立てていたが、裏では毒薬の販売や堕胎師、黒ミサの活動を続けており、毒薬の販売においては、フランスの上流家庭の婦人達が身分を偽り、媚薬や堕胎剤などを購入していたので、ラ・ヴォワザンにとっては大きな収入源となっていた。

    そして、17世紀半ばのフランスでは、毒殺事件が後を絶たないので、犯人を火あぶりの刑を処す、火刑裁判所が設けられていた。

    1679年、ある女占い師が毒薬商売を行っている罪で逮捕され、この女の自供により、ラ・ヴォワザンも逮捕され、それまでの恐ろしい悪事が暴かれる事となった。なんと彼女は、自宅である豪邸に人間を焼く大かまどを設置しており、黒ミサを行う際の生贄として、2000人以上の赤ちゃんを黒ミサの餌食にしていた事が判明、また、彼女の顧客には、国内の著名人も多数含まれていた。

    捕らわれたラ・ヴォワザンは拷問にかけられた後、全てを自白、その後パリのグレーヴ広場で火あぶりの刑に処されたのであったが、彼女の死後、ルイ14世にとって、とんでもなく恐ろしい事実が判明した。

    なんとルイ14世の寵姫であるモンテスパン侯爵夫人がラ・ヴォワザンの上客であったという事が分かったのだ。モンテスパン侯爵夫人は、ルイ14世と愛人の毒殺を計画していたのだった。この件が発覚してから、火刑裁判所は閉鎖、事件に関わる証拠品は処分され、これまでの毒殺事件において、真相が明らかになっていないものも含め、捜査は闇に葬られてしまう事となった。





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  • 五つ星殺人事件★★★☆★

    原作:イマム室長

    画:遠藤しんぢ

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